About

このサイトってなに?

このサイトは「障害者による障害者のインタビューサイト」です。聴覚障害・発達障害・精神障害のある私(くらげ)が様々な障害者にインタビューを行い、「障害者」の顔が見えるサイトを目指します。

このサイトの目的について

「障害者」も一人ひとりが人間だよ、という理解啓発を進めることを目的に運営していきます。ただし、それよりも「読んでいて面白い」インタビューサイトとなることを目指します。

サイト名の由来

やまゆり園障害者大量殺傷事件で「障害者」が見えない、という問題が社会に蔓延することに気づきました。同時に障害者が障害者としてしか語られない現状もあります。障害者が「障害以外」の事の属性もあり、人間として当たり前に喜び悲しむという「アタリマエのこと」を「顔」として、その顔を100つ集めることで社会に「障害者は人間だ」ということを伝えたい、という意図を込めています。

どんなことを話すの?

障害のことについて少しと障害に関係なさそうなことを大量に話していきます。障害者が障害のことを語るのは当たり前ですが障害以外のことをメインに話していくなかで「人間」としての当たり前のことを回復していく、という試みです。なので、漫画や小説、映画、音楽、セックスから性癖、子育て、成長、何でも扱っていく予定です。

このサイトができた経緯

2018年7月14日、私はある仕事の関係で、解体の進む「やまゆり園」の前に立っていました。そこで感じたのは猛烈な悲しみでした。2年前、この地では19人が殺されましたが、まるで何もなかったかのように世に中は回っていき、19人が数時間で殺害されたという大事件が急速に消えていく、そういう「19人の命」の軽さというか見えなさに対する悲しみでした。

この「軽さ」というのは一体何なのだろう、とは事件直後から考えていたことなのですが、やまゆり園を訪れて感じたのは「ここに住んでいる人」が一体どういう人でどのようなことで悲しんだり喜んだりしたのだろう、という「当たり前のこと」が見えないことでした。

私たち「障害者」は「障害者」という括りで生きているように思われます。しかし、一人ひとり全く別々な人間で、同じ人は誰ひとりとしていいません。そういう「当たり前」がなかなか認識されず、まるでモノのように「なくなればいい」と言われることも無数にあります。

それにあがなうために、私は「障害者」は人間だ、ということを訴えたい。もし、「障害者は死ぬべきだ」というのなら「死んで欲しい相手の顔をよく見てみろ」と言いたい。私達は人間だ。それを宣言するために2018年7月26日、あの事件から2年を迎えたこの日、このサイトを立ち上げました。

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